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印刷豆知識【11】 ~冊子作成 製本の違い~

こんにちは。
浜松の印刷会社、第一印刷です!
今日は冊子の製本についてご紹介します。
 

会社案内、カタログ、パンフレット、社内報や資料作成など、冊子は私たちの身の回りで多く使われています。
ページ数は様々ですが、ページごとのバラバラの印刷物を取りまとめ、表紙をつけて冊子の形にすることを製本といいます。
製本の中でも『中綴じ製本』、『無線綴じ製本』、『スクラム製本』が良く日常で目にする機会の多い製本です。
どちらも表紙と本文を合わせてから一気に断裁して仕上げます。


では『中綴じ』、『無線綴じ』、『スクラム製本』の違いについてご説明します。
★中綴じ
中綴じは、表紙用紙と本文用紙を開いた状態(1枚表裏4ページ分)で重ねて二つ折りし、中央の折り部分を針で綴じる製本方法です。
パンフレットや会社案内、会報誌などの冊子でよく用いられます。
背表紙がない簡素なつくりですが、その分短納期で仕上げることができます。
また、ページ全体を見開き状態にめいっぱい開けます。
左右のページにまたがる位置に文字やイラストを入れても隠れる心配がないため、自由なレイアウトが可能です。
表裏4ページ分の用紙を重ねて綴じるという構造上、全体のページ数が必ず4の倍数となります。
ページ数が多いと綴じられない場合もありますが、8P・16Pなどよく使われるページ数では問題ありません。


★無線綴じ
無線綴じは、ページ順にそろえた本文の背を糊で固める製本方法です。
本文の厚みに応じた背表紙ができるのが特徴です。
商品カタログや記念誌、議案書などの印刷でよく用いられます。
無線綴じは背表紙がある分、しっかりとした印象に仕上がります。
また中綴じよりも多くのページ数を製本することができます。
背を糊で固めるという構造上、中綴じのようにページ全体をめいっぱい開くことができません。
綴じた部分が深く開けず、どうしても見えない範囲ができてしまいます。


★スクラム製本
用紙を重ねて二つ折りする製本方法です。
針や糊を使わずに用紙を挟み込むだけの仕上がりです。
中綴じのページ数が必ず4の倍数になるのに対して、スクラム製本は二つ折りした用紙の間にペラの用紙を挟み込むことで、6P・10Pでの作成も可能となります。
PTA広報紙や社内報、会報などとして使われることが多いです。
紙同士が固定されていないため使用時に簡単にずれてしまいますが、小さなお子様が針で怪我をしてしまう心配がありません。
針金を使用しないため、リサイクルしやすく環境にも優しい製本方法です

第一印刷では会社案内、パンフレットや社内報などの冊子の印刷を承っております。
大ロットの冊子ももちろん、小ロットの冊子もデジタル印刷で対応しております。

今後社内報などの印刷が増えてくる時期かと思います。
また会社案内やパンフレットの作成を考えている方も、ぜひお声がけください!



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